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糖尿病と三大合併症の恐怖

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日本の国民の10人に1人が糖尿病を強く疑われ、その予備軍も1000万人いるという数字が出ています。

糖尿病は他の病気と異なり、自覚する症状が顕著に出ないことから「糖尿病の疑いがある」と言われても、なかなか受け入れられないことが多く、急激に痩せたり、水分補給が異常に多くなって、家族や周囲の人に指摘されることが多いのです。

糖尿病の怖さは、軽度の時はなんら異常が見られず、会社の健康診断の血液検査などで医者に説明されて投薬治療や生活指導が行われます。それでも、自覚症状が感じられない為、食事制限や毎日の運動で血糖値を調整することが難しく、続かないのが現状です。

食事制限(摂取カロリー制限)がうまく出来て、適切な運動を続けることで血糖値は正常値まで抑える事が可能ですが、節制しすぎて低血糖になってしまうことも、命の危険にかかわるので問題です。

もっと怖いのが、糖尿病による合併症です。自覚症状がないから怖い、糖尿病の適切な治療の必要性を見ていきます。

日本の糖尿病患者数は1000万人超

糖尿病は、急激に悪化して体調の変化が自覚できる病気ではありません。

その為、患者数は1000万人超、男性16.3%、女性9.3%の人が糖尿病を強く疑われるという数字が出ています。また、予備軍も約1000万人と言われ、生活習慣病の中でも大変多い患者数になっています。

しかし、先にも書いた通りに自覚症状に乏しいので、積極的に治療をする人は、かなり症状が進行している人が多いのです。

軽度の時から生活を見直し、食事制限や運動などで体調管理すれば、安定した血糖値を保つ事が出来ます。緩やかにゆっくりと症状は進行していき、投薬治療で安定していた患者がインシュリンを打たなければいけない状態へと進んでいきます。

それでも、定期的に治療すれば良いのですが、40代の男性は仕事の忙しさと「自分は大丈夫」という過大評価で通院しない人も多く、治療を始める頃には血糖値がかなり高い状態になっている事が多いのです。

糖尿病患者の治療にかかる医療費は全体で1兆2196億円、糖尿病によってなくなっている方は1万3300人超、成人の失明原因の第2位、血液透析が必要になる原因の第1位、脳卒中の危険性は3倍、心筋梗塞・狭心症の危険性3~4倍。

これらの数字を見ると怖いなあ~と思いませんか?

ゆっくりと徐々に状態は進行し、体を、命を、蝕んでいくのが「糖尿病」なのです。

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糖尿病の怖い合併症「失明」

糖尿病になると、体の中を網の目に走る毛細血管に大きなダメージを与えます。

血液に糖分が多く含まれてしまうことで、血管の弾力がなくなりダメージを受けた毛細血管は弱くなって、切れやすく詰まりやすくなってしまいます。

その毛細血管のダメージが眼に出れば「網膜剥離」に繋がり、脳であれば脳溢血等、心臓であれば心筋梗塞、手足ならばうっ血や神経障害など、身体のあらゆる部分で合併症は起こりえるのです。

その中でも、糖尿病性の「網膜剥離」は大変多く、発症してからの経年数によって、失明率は大変高くなっています。

糖尿病には、Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病に分けられますが、膵臓からのインシュリンがまだ出ている軽度の場合Ⅱ型で、インシュリンが出ず重症になった場合Ⅰ型と分けています。

最初にⅡ型糖尿病と診断された時から、すでに「糖尿病性網膜剥離」の心配をして定期的に眼科の診察も受ける必要があります。糖尿病発症から20年経過した患者の失明率はⅠ型でほぼ100%、Ⅱ型でも60%が網膜症を発症します。

網膜剥離の他に白内障、緑内障になる確率も大変高くなります。糖尿病の治療と一緒に、必ず眼科の診察を定期的に受けて、失明の危機から守りましょう。

命に危険が隣り合わせの「糖尿病性腎症」

腎臓には血液と一緒に老廃物が運ばれてきます。

腎臓が老廃物を濾過し、必要な成分を再吸収して、不要なものを尿として尿管に送る役目をしていますが、血液の濾過は腎臓の中の毛細血管の塊「糸球体」で行います。

この毛細血管が糖尿病によって傷つき、脆くなると血液の濾過がうまく出来ずに血液が濾過されないまま体の中に戻ってしまいます。

糖尿病発症10年で腎臓に問題が起こるようになり、20年経過するとⅠ型糖尿病の約40%が腎不全を起すようになります。

新たな人工透析患者の約30%が糖尿病の患者で、人工透析を始める人のトップが糖尿病になっています。糖尿病の治療に通院していれば、血液検査を定期的に受けますから、まずはしっかりと糖尿病に向きあうことが必要です。

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手足の末梢神経が侵され壊死の危険性がある

人の体は、手の指先から足の指先の末端まで神経が伸びており、少しのキズや打ち身でも痛みを感じます。

末端になればなるほど痛いと感じますが、糖尿病が進行すると末端神経が侵され鈍感になってしまいます。高血糖によって神経細胞にソルビートルという物質が溜まって、神経細胞が侵されてます。

また神経細胞に栄養を送っている細小血管に障害が起こり、神経障害を起こすことも有ります。

その結果、足先がジワジワとしびれる感じや鈍痛、理由もなく攣ったりこむら返りを起こしたりして、手足の感覚が鈍くなっていきます。

進行すると痛みや熱さ冷たさなどの感覚が低下して、怪我やキズが出来たり、細菌に侵されても感じず、わからずに炎症が進んで足の感覚が全くなくなり、壊死し切断を余儀なくされる場合もあります。

痛みや異常を感じないというのは、たいへん危険なことで、寝て起きたら足が変色し腫れあがってやっと異常に気付くことも有るのです。

自覚症状のない糖尿病初期から、しっかりと自覚して治療をうけ、定期的に受信することが自分の命を守ることになります。

まだ軽度だからこれぐらいはいいだろうと、暴飲暴食や多くのストレスを抱えたまま改善しないと、糖尿病は静かに静かに進んでいきます。

糖尿病の「3大合併症」はあくまでも、3つの代表的合併症です。

他にも自律神経が侵されたり、キズが治りにくかったり、歯や皮膚も弱くなったり、排尿障害や精力減退など、日常生活にも少しずつ問題が出てきます。

糖尿病を疑われたら、毎日の食生活だけでなく、睡眠不足やストレス、運動不足などを見直して自分のこととして受け止めましょう。

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