明日の暮らしをもっと便利にするために役立つ情報をお届けします。

胃がんの発がん因子、ピロリ菌が見つかったら除菌するべき?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

慢性胃炎や神経性胃炎など、胃腸が弱くて市販の胃腸薬を手放せないという人も少なくありませんね。

ちょっと食べ過ぎたり、油っこい食事を摂ると消化不良を起こして胃の調子が悪いと感じてしまいます。

消化不良や胃酸過多、食べ過ぎ飲みすぎなどで病院に行く人は少ないと思いますが、激しい胃痛や常に消化不良で市販薬が手放せない、
または仕事のストレスや睡眠不足から胃が痛いなどが続けば胃腸科に受診することもあるでしょう。

胃のレントゲンや胃カメラ検査で胃潰瘍や胃の荒れ、ポリープなどが見つかれば、胃の調子が悪かった原因が見つかって良かったと思うことでしょう。

しかし、その検査の時に「ピロリ菌」が見つかったら、さてどうしますか?

強い胃酸の中で生息できるピロリ菌

近年になって「ピロリ菌」という言葉を聞くようになりました。

正式名称を「ヘリコバクター・ピロリ」という細菌で、上記の絵のような形をしています。

私達の胃は、強い酸性の胃液に満たされており、胃の表面は粘膜で守られています。その強い酸性の胃液の中で生き続け、胃の粘膜内をしっぽ(べん毛)をもった細長い体で動きまわる細菌がピロリ菌です。

昔から胃酸の中では細菌は死滅してしまい、生きられないと考えられていました。

しかし、ピロリ菌はウレアーゼという酵素を出して胃の尿素を分解しアンモニアのバリア層を作り、酸性を中和するので胃の表面を自由に移動できるのです。

ピロリ菌が発見されて以降、研究が進みピロリ菌が胃潰瘍や胃がんを含む胃の病気に深く関与している事が分かってきました。

ピロリ菌は、幼い頃に感染しますが、感染しているからといって胃炎などの症状が出るということは少なく、年齢を重ねてから胃の調子が悪くて検査したら見つかるケースがほとんどです。

ピロリ菌は、一度感染すると除菌しない限りそのまま棲み続けて、胃に悪さをするようになっていきます。

スポンサーリンク

胃潰瘍と胃がんとピロリ菌

食事や日常生活の不規則な人、喫煙にアルコール、ストレス、睡眠不足など胃の調子を悪くする要因は日常習慣の中でたくさんあります。

仕事でストレスを感じれば、タバコを吸い、飲酒して香辛料の強い食事に油っこい食事、睡眠時間は短くなり、運動する時間も取れない。

こんな生活を繰り返していると、胃の調子が悪くなるのは目に見えています。胃は精神的なストレスの影響も受けますから、心身のストレスは溜めこまないようにしましょう。

市販の胃腸薬を飲んでもその時だけの気休めにしかならず、根本的な胃の改善は出来ません。長期的に調子が悪い胃や、慢性胃炎で困っている時は、胃腸科の専門医を訪ねて検査してもらうことです。

ただの慢性胃炎なのか、胃潰瘍になっているのか、それとも加齢による胃の老化が進み萎縮している事も考えられます。

また、検査でピロリ菌が見つかったら、出来るだけ除菌することをおすすめします。

強い胃酸の中でも生き続けるピロリ菌は、胃潰瘍や胃がんの最大の原因になっています。

ピロリ菌がいるから将来胃がんになるのではなく、ピロリ菌が生き続けることで、弱った胃を傷め付けて胃潰瘍を招き、胃潰瘍が進めば胃がんになる確率が大変高くなるのです。

萎縮した胃の中に住み続けたピロリ菌が見つかったら服薬治療で除菌すると、胃潰瘍や胃がんに悪化していくのを防ぐことができるのです。

ピロリ菌は一度除菌したら、胃がんにならないと100%言うことは出来ませんが、胃がんになる確率を減らし、除菌することでピロリ菌を死滅させることができるのです。

スポンサーリンク

胃がん患者はピロリ菌を保菌している

ピロリ菌に感染している人の年間0.4%が胃がんになると予測されており、50歳で余生を30年に仮定すれば胃がんの発症率は12%になると予測できます。

タバコのがん発症率とほぼ同じ確率になるのです。

ピロリ菌の保菌者が必ず胃がんになるのではなく、胃がんを発症した患者を調べた結果、ピロリ菌の保菌者であることが多く、ピロリ菌陰性は非常に稀で1%もいないほどです。

胃がんとピロリ菌は密接に関連しており、1994年にWHO(世界保健機構)は、ピロリ菌を「確実な発がん因子」であると認定しています。

ピロリ菌が胃の中にいるとしてもどんな状態がピロリ菌の影響であるのか全く分かりませんから、胃が調子悪い時は検査してみることしかありません。

医者によっては、ピロリ菌は日本人のほとんどが持っているから除菌しなくても良いという人がいるようですが、現在では除菌を進めています。

現在の若い人々の保菌者は少なくなっていますが、高齢になるほどピロリ菌を持っている人は多くなっています。

以前の日本では野菜、井戸水など現在よりも不潔な状態で口にしていたので、その飲料水や野菜などからピロリ菌が感染したと言われています。

安全で清潔な飲料水や食品を口にしている若者に、ピロリ菌を見つけることは出来なくなっています。

若い人ほど、ピロリ菌が見つかったら、除菌して将来の胃潰瘍や胃がんになる要因を消しておくべきです。最近ではヨーグルトでピロリ菌を除菌していくこともできるので、医師に相談して除菌しておきましょう。

胃がんとピロリ菌と食事

胃がんばかりでは無く、がんにならないためには、生活習慣を正すこと、睡眠をしっかりとってストレスを無くし、栄養バランスの整った食事に気を配ることが大切です。

「がんを防ぐための新12か条」
① タバコを吸わない
② 他人のタバコの煙をできるだけ避ける
③ お酒はほどほどに
④ バランスの取れた食生活を
⑤ 塩辛い食品は控えめに
⑥ 野菜屋果物は豊富に
⑦ 適度に運動する
⑧ 適切な体重維持
⑨ ウイルスや細菌愛感染予防と治療
⑩ 定期的ながん検診をする
⑪ 身体の異常に気がついたら、すぐに受信する
⑫ 正しいがん情報でがんを知ろう

どんながんでも、その発症率を高めるリスクは共通しています。12か条にプラスして「ピロリ菌の除菌をする」を加えることで、胃がんへのリスクを少なくすることが可能になります。

スポンサーリンク

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめサイト

海外旅行のヒント
海外旅行に役立つ情報をお届けします。
転職のススメ
転職に役立つ情報をお届けします。