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体重の増減コントロールはうつ病の治療や予防にも有効!

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うつ病などの精神疾患で治療を進めている患者さんのなかには、投薬治療を始めてから体重が増加し始めて肥満傾向にあると悩んでいる方も多くいます。

治療薬の副作用によって体重が増加してしまうこともありますが、うつ病など精神疾患の症状との関係は、体重増加がうつ病の要因となっているという考え方と、うつ病になった為に体重増加を起こしてしまう、両方の考え方があるようです。

体重を管理して認知機能の低下を防ごう!

うつ病の患者が肥満(BMI(体格指数)が30以上)になれば、認知機能が低下して脳の構造にも変化が生じると明らかにされています。

体重をコントロールして一定に保てば、うつ病患者の認知機能や脳形態にプラスの効果が得られる可能性があるのです。

まず、うつ病の症状を考えてみると、気分の落ち込みや周囲やモノへの興味や関心が低下して、記憶する、学習する、問題解決する、巧緻運動するなど認知機能が低下してきます。

これらの症状によって家庭や職場で以前には出来ていたことが出来なくなり、重要な問題となることがあります。

肥満においても最近の研究で、うつ病と共通した病態があると指摘をされており、慢性炎症、代謝系異常、視床下部・下垂体・副腎系の機能障害などがこれにあたり、脳の海馬領域の萎縮と認知機能の関連に目が向けられています。

しかし、今まではBMIが30以上の肥満患者とうつ病との関連は調査されていませんでした。

そこで、65歳未満のうつ病患者と健常者を対象に肥満の認知機能を検査した結果、肥満は、うつ病患者の作業記憶、実行昨日、巧緻運動速度などの認知機能の低下と関連していることがわかったのです。健常者では、肥満が認知機能の低下が見られるのではなく、BMIが体重不足⇒正常体重⇒過体重⇒肥満と体重が増加するにつれて認知機能が低下する傾向が分かりました。

うつ病患者の体重で注目されるのは、正常体重の割合が大変少なく、肥満、過体重、体重不足の割合が明らかに高いことです。体重増加は、カロリーの摂りすぎや運動不足に繋がる精神的要因が関連していることが分かります。

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薬の副作用で太るの?うつと肥満の関係って?

女性にとって体重増加はとても興味のあることです。

うつ病の治療で抗うつ薬を服用しているので、体重が増えて困ると嘆く人は、案外多くいるのではないでしょうか。抗うつ薬を含む抗精神薬に、体重増加を引き起こす副作用のある薬は確かに存在します。

ならば、抗うつ薬を止めてしまえば太らないのかというと、簡単に止めてしまって良い薬では無い為、自己判断で抗うつ薬を飲まなくなると一気に体調は悪化し、より重いうつ病の症状に悩むことになります。

抗うつ薬を服用することで精神状態を安定に導き、体調がよくなることから食事も摂ることが出来るようになり、また美味しいと感じるようになります。

適度な運動をすることや外出して気分を高揚させることが出来るようになるまでは、処方通りの服薬を続ける必要があり、日常の消費カロリーが少ないうつ症状では、摂取カロリーを減らすことが困難な状態でもあるのです。

うつ病を治療している時に体重が増加するのは、病気によって日常生活での活動量(運動量)が少なくなっているのに、食欲があってカロリーの摂取量が消費量よりも多くなってしまうことが関連しているのです。

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セロトニン不足と「キヌレニン仮説」

うつ病は神経伝達物質の一つである「セロトニン」が不足していると言われています。

そのセロトニンを作りだす為にアミノ酸の一種である「トリプトファン」を摂取することが有効なのですが、トリプトファンからは「キヌレニン」も合成されています。

トリプトファンはセロトニンとキヌレニンの両方を合成していることになるのですが、セロトニンの減少でうつ病を発症する時、セロトニンが減った分キヌレニンが多く生成されていることになります。

「セロトニンの減少がうつ病の発症」で「キヌレニンの増加が統合失調症や双極性障害を発症」すると、精神疾患全般発症のメカニズムを解明できるとする仮説が「キヌレニン仮説」なのです。

このセロトニン減少とキヌレニン増加の状況を作る要因に、「肥満」「腸内細菌の乱れ」「ストレス」などが挙げられています。
簡単に表現すれば、「肥満がうつ病の原因の一つではないか?」というのです。

これが正しいとすれば、肥満を解消し、腸内環境を整え、ストレスの問題を解消すればうつ病の治療や予防に繋がるのでは、ということになります。

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女性に見られる「肥満⇒うつ」の図式

うつ病と肥満は密接に関係しているようです。

セロトニンとキヌレニン、わかったようなわからないような…ですが、うつ病を発症する時に必ずしも肥満の状態にあるわけでは無く、うつ病発症後に体重が増加して行くことも多いので、悩む女性がいるのですが。

肥満だからうつという症状を発症するのか、うつ病になったから肥満という状態になるのか、どちらが先かという問題は未解明な部分がまだ大きいのです。

肥満であることが精神疾患発症の原因では無い事が通説になっていますが、肥満になるのは、うつ症状の特徴である食欲の異常、運動量の減少、薬の副作用が要因だろうと結論付けられています。

女子に関して言えば、「過食」「過度の飲酒」「うつ」この三つに関連性が高いとする研究結果が出ており、長く見れば過度の飲酒と肥満は、後々のうつ病発症のリスクを高める可能性が高いとされます。

「肥満⇒うつ病」は、男性には起こらず、女性にだけ見られる傾向と言います。うつ病と肥満の関係性は切り離すことができない問題のようです。うつ病治療中の肥満に悩む方、薬の副作用ばかりが原因ではないことが分かりますね。

うつと密接な関係がある肥満は、身体的疾患の多くにリスクが伴います。「肥満を解消したら、うつ病ともおさらば出来た!」となりたいものですね。

薬の副作用と諦めるのではなく、担当医と相談しながら体調の回復を目指しながら、肥満の解消の為に日常生活の見直し、食生活の改善と軽い運動から始めて、出来ることから始めてみましょう。

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