一人暮らしの女性にとって、安心して暮らせる安全な住まいは、離れて暮らす家族の願いでもあります。
女性を狙った犯罪(ひったくり、窃盗、暴行、侵入盗、忍び込み等)は、年間を通して季節を問わず発生しますが、夏過ぎから秋にかけては最も警戒すべき季節になります。
新卒・新入学の生活にも慣れた夏休み過ぎに、一人暮らしを始める女性も多いことでしょう。
引っ越し前の新しいマンション選び、防犯対策が出来ている住まいを選びましょう。
目次
契約する前に実際に見ておきたいポイント!
住まいを選ぶ時の条件に、公共交通機関の便利さ、日常生活に必要なスーパー、病院、銀行、コンビニなどが近くにあることがあげられます。
そして、マンションの間取りや設備、家賃、管理人の有無、セキュリティーとなってきます。
これらの条件は、不動産業者のHPや店舗ファイル、おすすめ物件リストで確認できます。
「ここが良い」と、実際に物件を見ることなく決める人もいますが、防犯上からは大きな間違いになります。
安全・安心を考えるなら最寄駅からの道順を、日中だけでなく夜間も歩いたり、自転車に乗って調べてみることが大事なんです。
地図で見るのと、実際歩くのではかなりの違いがあり、街灯の有無や店舗の明るさなどを確認することで、どこに注意が必要か分かります。
マンション周辺を注意しながら歩いてみましょう。
- ゴミステーションが汚れている。
- 自転車置き場が乱雑になっている。
- 敷地内の樹木が伸び放題になっている
- 共有部分の電球が切れている
検討しているマンションがこのような状態なら、管理人が居ても行き届いていない事になります。
マンション周辺や共有場所(階段や街路)が整理整頓されているかの確認は必須です。
周辺管理や清掃が行き届いていたら、出来れば4回以上の部屋で、部屋のドアに補助錠やチェーン、窓の格子枠の有無なども安全の為に確認しましょう。
すべてに100%は無いかもしれませんが、できるだけ安全性の高い物件を借りると安心できますね。
[ad#ad-1]住まいを知られない為の対策ポイント!
女性の一人暮らしを知られると、何らかの犯罪につながる危険性は高くなります。
それなりに人通りが多くても後を付けている場合もあるので、防犯ブザーなどの防犯グッズを持ち歩き、周囲に気配りしましょう。
歩きスマホや両耳のイヤホンは、狙ってくださいと言っているようなもの。
電車を降りる時は出来るだけ最後に降りて後ろに人がいない状態を作り、改札を出たら一旦壁を背にして家族や友人に電車を降りて帰る所だと伝え、その後は歩きスマホは止めましょう。
近道でも暗い脇道は通らず明るい大通りを利用して、人の気配を感じたらコンビニに寄ったり、マンションを一周してから帰るなどの工夫が必要です。
恐いと感じたら近くてもタクシーを利用する、自転車には防犯ネットをつけるのも効果的です。
防犯対策にやりすぎはありませんから、自分で自分を守る工夫をしましょう。
マンションの部屋での防犯ポイント!
女性の一人暮らしの怖さは、侵入盗、忍び込み、強盗傷害など事件性の高い犯罪が後を絶たない現状に有ります。
徹底した防犯で安心して暮らしたいですね。
①郵便受け
マンションの集合郵便受け、玄関ドアの郵便受けはストーカー、いやがらせ、つきまといの恰好の場所になります。
・集合郵便受けに名前は書かない・・・郵便を盗まれて個人情報を知られる。
・ドアの郵便受けは室内盗撮の危険がある・・・封印して別途に郵便受けをつける。
②玄関の鍵
玄関の鍵は必ず交換してあること、予備キーの管理がしっかりしている事を確認しましょう。渡された鍵がスペアキーと思われる時には、鍵の交換をしよう。
補助鍵やチェーンの安全を確認しましょう。不安な時は専門業者に見てもらいましょう。
③ベランダ側の掃きだし窓
ベランダ側の掃きだし窓のカギは二重ロック(補助鍵)にしますが、取りつける場所は天井に近い上の方に付けます。(背伸びすると外から犯行が見えるように)
④トイレ・お風呂
トイレやお風呂などの小窓には取り外しできる外格子ではなく、窓の内側に格子を取り付けると窓が空いても侵入できなくなります。
⑤男性用の靴
良く知られた対策ですが、男性用の靴、男性用の洗濯物を用意して、男性の出入りがあることを知らせて防犯しましょう。
⑥カーテン
部屋のカーテンは、男女どちらでも使いそうなチェックや無地などを使って防犯対策します。
⑦角部屋
角部屋の場合、電柱や外階段等隣伝いに侵入します。3階だからと安心して鍵のかけ忘れなどに注意しましょう。
⑧宅急便
宅急便など突然の訪問に簡単にドアを開けないのはもちろん、荷物でもドア越しに確認してから開けましょう。
⑨来客
来客予定でも一人は避け友人や家族に来てもらい、身を守ることと、一人暮らしに見せない、盗聴器、盗撮器を設置される機会を与えないようにしましょう。
⑩ホームセキュリティ
多少の費用は掛かっても安全・安心の為にホームセキュリティーを契約する人が増えています。
契約内容をよく確認して、出来る事と出来ない事、「100%安全」では無い事を了解したうえで契約しましょう。
[ad#ad-1]防犯、防犯、防犯・・・そんなことばかり考えていたら、夢の一人暮らしが台無しになる。
やっと親から放れたのに、楽しくないと嘆く人もいるでしょうが、きちんと防犯対策をしてこそ楽しく毎日暮らせるのです。
怖い、悲しい思いをしない為に最初に安全対策をしっかり取って、安心して一人暮らしを楽しみましょう。