皆さんは日常生活の中で、「物忘れ」に困ったことがあるでしょうか。
「知り合いの顔は浮かぶけれど、名前が出てこない・・」
「買ったものをどこにしまったのか覚えていない・・」
このような症状に心あたりがある方は多いと思います。
しかし、「物忘れ」はトレーニングによって改善することが出来ます!
そこで、今回は年齢を言い訳にしないためにも、脳の健康を高める脳トレで記憶力を上げる方法についてご紹介していきたいと思います。
記憶のメカニズムについて
トレーニングの方法を見る前に、まずは私たちの「記憶」のメカニズムについて学んでいきましょう。
私たちの記憶は、大きく分けて一時記憶と長期記憶の2種類に分かれます。
順番にみていきましょう。
一時記憶について
一時記憶は、私たちの脳の「海馬」という場所に記憶されるもので、その情報が本当に必要な物なのかを判断するために一時的に記憶する機能です。
海馬には、多くの量の記憶を溜め込むことはできないため、そこに記憶されたものはどんどん整理されていくようです。
長期記憶について
長期記憶は、「海馬」ではなく、「小脳」に記憶されます。
小脳は物理的にも海馬より大きい場所となっており、たくさんの記憶を溜め込むことが出来ます。
何度も海馬に入ってくる情報を「必要な物」と判断して、小脳に蓄えるのが長期記憶のメカニズムとなっているようです。
記憶力を上げるコツについて
それでは、気になる記憶力を上げるコツについてみていきましょう。
記憶力を上げるコツは先ほど紹介した「長期記憶」に隠されています。
一時記憶では、溜め込む記憶の量が少ないため1度会った人で1度名前を聞いた程度では小脳に情報が送られないため、「必要の無いもの」として記憶が処理され、覚え続けることが出来ません。
ですので、ずっと覚えておきたいことは何度も繰り返して行動を行い、それを口に出して自分の耳にいれたり、相手に聞かせるために頭の中で整理をして話したり、紙に書いたりすることが記憶力を上げるコツとなります。
そして、記憶力を上げるコツはこれだけではありません。
前述で紹介した方法は、「記憶をストックするための行動」なので、次はそれを引き出すためのトレーニングについてみていきましょう。
方法は簡単です。
覚えておきたいことをあらかじめメモして、一日のどこかでそれを「読んで、声を出して、書く」・・たったこれだけです。
これを10分間だけ続ける習慣をつけましょう。
脳は、ダラダラとする休息も必要ですが、集中して作業をする時間も必要です。
このようなメリハリが、脳から記憶を引き出すトレーニングになるので是非試してみてください!
いかがでしたか?
物忘れが激しい方はぜひ参考にしてみてくださいね!
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