解体工事、地盤調査が終了すると、建築予定の立て看板を設置して1ヶ月間は周辺の方への周知の意味も込めてさらします。
その間に建物の建築確認申請と、詳細の打合せを行いました。
建築確認が取れたところでようやく着工です。工事に入る前に地鎮祭を行いました。
目次
地鎮祭とは
地鎮祭とはこれから行う工事が無事にできるようにお祓いするものです。
最近では地鎮祭をやらない方も多く、半分くらいの方がやらないと聞きましたが、私はせっかくなのでやることにしました。
工事も無事に進んでほしかったですからね。
地鎮祭の事前準備
事前準備と言っても、神主さんとの調整は施工会社が行ってくれましたので、私は「大安」と「友引」の日から2,3の希望日を提示しただけです。
その後、日取り確定と合わせて神主さんにお渡しする玉串料も事前に4万円と決まっていたのでそれを包んでおくことが唯一の準備でした。
当日は清酒を1本持ってくるようにということでしたが、それは当日買っていくことにして事前には準備しませんでした。
地鎮祭当日の流れ
当日も、お供え物などの準備は基本的に神主さんがしてくれますので、私は玉串料の包みと、お供え用の清酒を購入して現地に向かいました。
現地に着くと既に用意がされていて清酒をお供えしたら、さっそく地鎮祭が始まります。
地鎮祭は以下のような流れでだいたい20~30分程度で終わります。
まず初めに神主さんがお供え物のある神棚に向かってお祓いをします。
そのあと土地の真ん中と、土地の四隅を順番に回って1箇所ずつお祓いをします。
最後に土地に施主が初めて手をつける意味で、「えいっ」と言いながら土に鍬を入れます。
施主に続いて施工会社も鍬を入れて地鎮祭は終了です。
一通り片づいたところで神主さんに玉串料を手渡し、お礼を言って当日は終了となります。
そんなに時間がかかるものでもありませんし、自分が地主になったんだなと改めて実感できますからやるかどうか迷っているようでしたら、やってみることをお勧めします。
建築開始もスケジュール遅延が
地盤改良工事が終わり、基礎ができるとそこからは早いです。
何もなかったところにあっという間に建物の形ができます。
このころは職場と当時の住居からは離れていたので、毎日行くことはできませんでしたが、週末は様子を見に行ってました。
建築工事は順調に進んでいましたが、工事に入るまでに建築審査の手続きが遅れたり、混み合っていて順番待ちになったりなどで工事開始の時点でスケジュールが遅れていました。
また、ちょうど東日本大震災からの復興工事で人手が足りないタイミングでした。
案の定、施工会社から予定していたスケジュールには間に合わないとの報告がありました。
これは間に合わないのではないかと思いつつも施工会社はスケジュールに関して何も言ってこなったので、もしかしたら間に合うのかなとも思っていたタイミングでの報告でした。
東日本の復興工事のためと言われれば仕方がありませんが、施工会社の段取りの悪さもあったため、遅れた期間に私が負担することになる当時住んでいた部屋の家賃は全て施工会社に負担してもらうよう調整しました。
全額負担は厳しいので折半ではどうかなど、かなり渋られましたが、その他にも施工会社の連絡ミスなどで迷惑をかけられたことなどを引き合いに出して何とか全額負担で承諾してもらいました。
調子に乗って賃貸運営が始まることで得られるはずだった家賃収入分も補填するよう依頼しましたが、さすがにそこはのんでもらえませんでした。
逆に家賃収入の補填を必須とするのであれば残りの工事はやらないで現時点までの費用だけもらって終わりにすると施工会社が言いだしました。
いろいろ検討しましたが、新しい業者を探すところからやるとさらに時間がかかってしまうこともあったので、家賃収入分の補てんはあきらめることにしました。
もし、建築スケジュールが遅延し、それによって施主が負担する費用がある場合、施工会社に負担を求めてみることをお勧めします。
はっきり言って、言わないと損です。
ただし、あまり言いすぎると引き渡し後に支障が出る可能性がありますので気をつけてください。