職業訓練校で失業給付金をもらいながらスキルアップ【体験談その2】

はじめての退職後、私はすぐに次の仕事を探すのではなく、経験のないIT系企業への就職を目指して、東京都がやっている都立職業訓練校に失業給付金をもらいながら通いました。

結果的に職業訓練校で学びながら情報系の資格も取得でき、無事にIT系企業へ就職できたことを考えると有意義な時間だったと思います。

今回は職業訓練校と失業給付について私の経験を交えて紹介していきます。

職業訓練校とは

職業訓練校とは求職している人が就職するために必要な技能・知識を習得するための学校のような施設です。

東京都では機械関係、建築・造園関係、電気関係、情報関係、塗装・印刷関係、ファッション関係、介護関係と様々な職業に関するコースが用意されています。

期間はコースによって異なり、最も短いものは2ヶ月、最も長いものは2年となっていて、6ヶ月のコースと1年のコースが多いです。

私が通っていた時は無料だったのですが、今では1年以上のコースは授業料が有料となりました。年額118,800円で半年ずつ支払うようです。

授業の時間は平日の午前9時から午後5時前までとなっていて土日祝はお休みです。

職業訓練はコースによって開始時期も異なるため、募集期間も異なっています。

1年、2年コースは毎年4月からとなっているのでそのタイミングを逃すとまた1年待たないといけなくなります。

東京都の職業訓練について詳しく知りたい方は以下のサイトを確認してください。

http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/sisetunai/index.html

そして職業訓練校の1番すごいところは通っている間は失業給付がもらえるということです。

失業給付とは

失業給付とは雇用保険の被保険者が失業した際に、失業中の生活の心配をせずに次の仕事を探すことに集中できるように支給されるもので、失業時の年齢と雇用保険の被保険者であった期間によって給付される期間が90日~360日の間で決まります。

給付される金額には上限がありますが、失業する前6ヶ月間の平均給与の約6割程度となります。

雇用保険について詳しく知りたい方は以下のサイトを確認してください。

https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_guide.html

私の場合は30歳未満で雇用保険の被保険者であった期間(働いていた期間)が2年だったので支給期間は最も短い90日間となりますが失業訓練校に通っていた間は90日を超えても失業給付金が支給され続けました。

給付額は退職する直前の給与は残業が多かったこともあり約30万ほどでしたので、失業給付金として毎月約18万円が支給されていました。

職業訓練校は平日日中のみのため、平日の夜と土日祝は自由ではありますが、就職することを目的とした制度ですので、失業給付金を受領している間はバイトなどで収入を得ることは禁止されています。

安心して仕事を探したり、必要な技能・知識を身につけるための給付ですから当たり前ではありますが、毎月18万円で生活していくのはなかなか厳しいです。

実家暮らしなら全然問題ないと思いますが、私の場合は18万円の中から家賃5万円、前年の所得に応じて支払う住民税、健康保険料などを支払いながらの生活でしたので18万では足りず、足りない分は貯金を切り崩して生活していました。

健康保険料が100%負担で支払うと結構高いことを実感し、会社が半分負担してくれていたなど、退職して会社の有難さが分かった部分もあり、いい経験になりました。

業種を変えて転職を考えているなら職業訓練制度はおすすめですよ。

失業給付金をもらいながら、新しいスキルを身につけることができ、次の仕事が探せます。

訓練コースの内容とタイミングがあえば検討することをおすすめします。

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