しめ縄の処分はどうすればいいの?意外と知られていない方法

お正月に飾られているしめ縄やしめ飾り、飾る期間だったり、外した後の処分方法だったり、よくわからないんですよね。

かといって、ないのもなんか変というか、気持ちが落ち着かないというか。

できれば、それらを少しでも解決して安心して飾りたいところ。

ということでちゃんとしたしめ縄の知識をご紹介します。

しめ縄って何?

神様がいらっしゃる神域と私達がいるこの世界を隔てる境界線であり、結界の役割を持っています。

場所によっては立ち入り禁止の印にもなります。

また、御神体をしめ縄で囲うことで、囲んだ中を神域としたり、災いなどを祓ったりする意味もあります。

お正月、玄関に飾るしめ飾りもしめ縄のひとつで、災いなどを祓う意味を持っています。

玄関に飾ることによって家の中は清められた場所であることを示しており、災いをもたらすものを寄せ付けないようにしています。

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飾る期間は?

元々、すす払いが終わって年神様をお迎えする準備ができてから飾るものでした。

今は、大掃除が終わって年神様を迎える準備ができてから飾ります。

この時、本来のすす払いの日である13日以降なら早めに飾っても構わないのだとか。

ですが、クリスマスを祝う家庭が増えた今、25日から28日の間に飾る方が多いそうです。

避けなければいけないのは、29日、31日、年明けに飾ることです。

しめ飾りは、年末年始の災いを避け、年神様を迎え入れることが可能であることを知らせるものですから、年明けでは意味がありません。

29日は“二重に苦がある”という意味の語呂なので縁起が悪く、31日に飾ることは「一夜飾り」と呼ばれ、迎え入れる神様に失礼だという理由から、やはり縁起が悪いものといわれています。

飾りを外す時期は、7日の七草粥を食べ終わった後が多いようです。

地域によっては小正月の15日に外すところもあるとか。

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外した後の処分はどうしたらいい?

しめ縄やしめ飾りは、決して使いまわしをしないようにしましょう。

外した後は、神社で行われる左義長、またはどんど焼きと呼ばれる行事でお焚き上げしてもらうのが一般的です。

この行事は、お正月に来ていただいた神様に、焚き上げた煙と一緒に天へ帰ってもらうという意味があるのだそうです。

15日前後に行う場所が多いようですが、神社によって違うので、納める神社の方に尋ねてみてください。

地域によっては、自治体で行っているところもあり、こちらは回覧板などでお知らせをしているようです。

ただ、今は環境問題や場所の問題もあり、お焚き上げを行わない地域が増えてきています。

そういった場合や左義長に間に合わない場合は神社に納めましょう。

こちらも行っていないところもあるので、神社の方に尋ねてみてください。

左義長にも出せず、神社に納めることもできなかった場合、燃えるごみの日に出すということも可能です。

この場合は、清め塩を、無理ならばお塩を振りかけて清め、半紙や新聞紙に丁寧に包み、生活ごみとは別の袋に入れて捨てましょう。

この際、感謝の気持ちを込めてお祈りするとなお良いと思います。

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おわりに

市販のしめ飾りは、結構金属やら燃えないものが使われていたりするので、ちゃんと分別してくださいね。

まさか、しめ縄やしめ飾りを炊き上げる煙に乗って神様が帰るとは思ってもみませんでした。

そうして帰って行った神様を、また次の年に、準備をしてお迎えするんだなと思うと、なんだか感慨深いでですね。

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