寒くなってくると大活躍するエアコンやこたつなどの暖房器具。こたつなんて、一度入るとでたくなくなっちゃいますよね。
ぬくぬくで気持ちがいいのですが、気になるのは電気代。商品の性能や使用する環境、そして電力会社や電力会社との契約内容などにより、電気代は変わります。
また、新品の物に比べて、古いものの方が電気代が高くなります。
それでも、大雑把でもいいから、お得な電気暖房器具がどれか知りたくありませんか?節約方法があるならそれも気になるところ。
目次
エアコン・こたつ・ホットカーペットの電気代を比較すると?
電気料金の計算方法は、以下のようになります。
「電気料金=消費電力(kW)×使用時間(h)×1時間の電気代(円)」
実際に請求される金額は、この計算で出された金額の他に、基本料金が足されます。
では、エアコン・こたつ・ホットカーペットを1日使用した場合のおおよその金額を計算して比較したいと思います。
先程の計算式を使い、1日の使用時間を8時間、1時間の電気料金を22円で計算します。
[ad#ad-1]エアコンの電気代
エアコンは、定格消費電力の半分ぐらいが平均消費電力となりますので、暖房の定格消費電力が600Wの場合、平均消費電力は約300Wとなります。
消費電力、使用時間、電気代を以下の計算式に当てはめて算出します。
消費電力(kW)×使用時間(h)×1時間の電気代(円)=0.3(kW)×8(h)×22(円)=52.8
その結果、エアコンの電気代は約53円となります。
定格消費電力600Wというとエアコンのサイズ的には、8畳から10畳タイプの物になるかと思います。
ぜひ知っておいてもらいたいのが、エアコンをつけた瞬間が一番電力を消費するということです。
こまめにつけたり消したりしていると、同じ時間使ったとしても金額が高くなるので注意が必要です。
こたつの電気代
こたつは、表記されている消費電力が500Wでも、平均消費電力は200W程度になります。
また、最近のものにはサーモスタット機能という便利な機能もあります。
この機能はこたつ内の温度を一定に保つために通電と停止、つまりONとOFFを繰り返して保温し続けるというもので、出力を「弱」にすると、実質の平均消費電力は100W程度に抑えられます。
サーモスタット機能付きの場合で以下の計算式に当てはめて算出します。
消費電力(kW)×使用時間(h)×1時間の電気代(円)=0.1(kW)×8(h)×22(円)=17.6
その結果、こたつの電気代は約18円となります。
ホットカーペットの電気代
ホットカーペットは、3畳用のホットカーペットで平均消費電力が400Wとなります。
3畳用ホットカーペットの場合で以下の計算式に当てはめて算出します。
消費電力(kW)×使用時間(h)×1時間の電気代(円)=0.4(kW)×8(h)×22(円)=70.4
その結果、ホットカーペットの電気代は約70円となります。
ホットカーペットはエアコンよりも電気代がかかってしまうんですね!
カーペットの下に断熱シートや保温シートを敷いて保温対策をして、温度を少し下げられれば、もう少し節約できると思います。
[ad#ad-1]電気代を節約しつつ部屋を暖かくするには?
ここまでの計算結果を纏めると、エアコンが53円、こたつが18円、ホットカーペットが70円となり、こたつがもっとも安くなります。こたつで十分なのであればこたつを利用することをおすすめします。
最近は布団のいらないこたつもあります。

部屋全体を暖かくするのに活躍するのはエアコンですが、その分電気代は高くなります。
エアコンの電気代を節約するには、設定温度を高くし過ぎないことや室内の温度をできるだけ早く上げること、室内の熱を外に逃がさないようにすることが大事です。
一般的にアルミサッシとガラスでできている窓は、断熱性が低く、熱を通しやすいので、断熱シートや断熱フィルムを窓に張り付けたり、カーテンやブラインドを閉めることで、熱が外に逃げにくくする環境を整えておくと良いでしょう。
以下のような断熱シートがおすすめです。
エアコン暖房は、室内温度を設定温度に上げるまでの間が一番多く電気を使います。
自動運転モードにしておくと、短時間で一気に設定温度まで室内温度を上げた後、自動で送風運転に切り替わるので、無駄な電気を使わずに済みます。また、扇風機などで室内の空気を循環させる手伝いをすると、早く部屋が温まります。
こたつやホットカーペットを利用する場合も以下のような保温性の高いシートを床に敷くことで節約につながります。
おわりに
ちょっとした工夫で、節電しながらあったかライフを実現できます。
こたつとエアコンは、そもそも温める範囲が違うので、普段はこたつでお客様が来るときはエアコンを使うというのも、節約になるかと思います。
まだまだ色んな節約方法があると思うので、楽しみながら探してみてはどうでしょうか。