飲み物にこだわりがないせいか、違いが判らないものが多く、首を傾げることが多々だったりします。
「カフェオレ」と「カフェラテ」もそのひとつです。
名前が違うから、違うもののはずなんですが、いまいちわからない。
どういうところが違うんでしょうか?
目次
カフェオレとカフェラテ、国が違う?
どっちも日本語訳では「牛乳入りコーヒー」または「コーヒー牛乳」という意味になるこのふたつの飲み物。
実は、発祥の国が違います。
カフェオレは、正しくは「カフェ・オ・レ」であり、フランス発祥。
カフェラテは、正しくは「カフェ・ラッテ」であり、イタリア発祥です。
カフェオレは、1685年に著名な医師がすすめたという記述が残っているらしく、少なくともそのころにはあったようです。
なんでも、健康に良いと言われていたとか。
今のようにカップで飲むのではなく、カフェ・オ・レ・ボウルと呼ばれるもので飲むことが多かったそうです。
カフェラテは、イタリアのヴェネツィアにある、最も歴史ある喫茶店である「カフェ・フローリアン」が発祥と言われています。
バーなどで一般的なのは、エスプレッソに牛乳をたらした「カフェ・マッキャート」で、カフェラテは家庭で作る方が多いそうです。
いわばお母さんの味のようなものかもしれません。
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カフェオレは、酸味が強く苦みが少ないといわれる浅入りの豆を使用したドリップコーヒーに、コーヒーと同量の温めた牛乳を入れたもの。
カフェラテは、酸味が少なく苦みが強いとされる深入りの豆を使用したエスプレッソ2割に、スチームミルクと呼ばれる、蒸気で温めた牛乳を8割の割合で入れたもの。
つまり、大雑把に言うなら、元のコーヒーと牛乳の量が違います。
おわりに
カフェオレは、基本の割合は5:5ですが、好みに合わせて割合を変えていいらしいので、結構自由みたい。
カフェラテも、イタリアでコーヒーと言えばエスプレッソだからこの形になっただけで、「コーヒーと牛乳がはいっていればいいさ!」なんて大雑把なところもあるらしいです。
要は、自分の好みで好きに楽しめるなら、名前は関係ないってことなのではないでしょうか。
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