花粉症は、人によってくしゃみや鼻水がひどいタイプ、鼻づまりがひどいタイプ、両方ともひどいタイプなど、症状一つ一つに個人差があり、どれも症状がきびしいと仕事になりません。
花粉症の症状には個人差があり、その辛さは本人にしかわからないというのが難しいところです。
今回は、花粉症で悩んでいる社会人の方へ、花粉症による微熱の原因と対応、そして仕事をどうするか等について説明します。
目次
花粉症で微熱が出る?原因は?
花粉症が原因で微熱が出ることはあります。
花粉症が軽度の場合は出ないのですが、きびしくなると微熱が出ます。
風邪の場合と間違うこともありますが、1週間以上微熱が続くと花粉症の可能性が高いです。
38℃を超えるような高熱がでることはありません。
微熱が出る原因としては、鼻づまりで呼吸がしにくく脳が酸欠状態になり、花粉に対する過剰なアレルギー反応が発熱という形になっていると考えられます。
花粉が体内に入ってくることで、風邪のウィルスと勘違いをして撃退しようと頑張りだし、風邪でもないのに熱が出てしまいます。
また、強いアレルギー症状が現れるということは、体が弱っている証拠です。
疲労やストレス等が体調に影響している可能性もあります。
大量に鼻水が出ていたり、長時間鼻が詰まったりすると、それが原因で頭痛を引き起こすことがあります。
花粉症で寝不足になり頭痛が日中起きることもあります。
微熱や頭痛があるから風邪と判断せず、花粉症のアレルギー検査などをして、何にアレルギー反応が出ているのか把握しておく必要があります。
[ad#ad-1]微熱を収めるには
花粉症で微熱がある時は、風邪の引き始めと同じように体を温めてあげることです。
体を温めてくれる飲み物を飲んだり、肌着の上からカイロを貼ったり、こたつで太ももを温めたりと、体の内側から外側から温めてあげます。
花粉症も風邪も体力が落ちてくると症状がひどくなりやすいので、早めに寝て睡眠をしっかりとることも大切です。
微熱が治まらない時は、早めの受診をおすすめします。
花粉症で仕事を休める?
「花粉症で仕事を休むかどうか」と悩むとき、職場の人がどう思うだろうかと迷います。
花粉症の症状には個人差があるからこそ、こういうことで悩んでしまう人が出てきます。
よほど仕事が限定されていない限り、休むと誰かの負担が増えるので、そう思ってしまうと思います。
花粉症という病名を伝えても、仕事を休む理由としてなかなか理解を得られにくい場合は、別の理由を伝えることをおすすめします。
体調が悪い、風邪で熱があるといった具合に、一般的な理由で良いと思います。
コールセンターの仕事や化粧品売り場の販売等、職種によっては、花粉症の症状が致命的になる場合もあるので、職種によっては花粉症を理由に休んだ方が良い場合もあると思います。
[ad#ad-1]普段から気をつけること
花粉症の予防は、とにかく花粉に触れないようにすることです。
花粉と触れ合う機会があれば症状が出てしまいます。少しでも軽くするためにも、次のような予防をして下さい。
1.初期治療をする
1月の半ば~終わり頃の症状が出る前から内服を始めると、シーズン中の症状が軽く済みます。
2.メガネやマスクを使う
ゴーグルのように目の周囲を覆うタイプのものが有効ですが、普通のメガネでも60%~70%ブロックしてくれます。マスクはメガネが曇らないように、鼻の部分にスポンジパッドの入っているものがおすすめです。
3.目洗いはシャワーで行う
外出先では、目に優しい防腐剤の含まれていない点眼液を使用し、帰宅後は入浴時に体中の花粉と一緒に、目もシャワーで洗い流すのがおすすめです。
4.家庭への花粉侵入を防止する
帰宅して家に入るときは、花粉をはたき落としてから入り、また、洗濯物や布団の外干しも極力控えるようにします。
5.乳酸菌を摂取する
ヨーグルトや乳酸菌サプリからに乳酸菌を摂取している方もいます。乳酸菌の働きで腸内環境が改善され、免疫力が高まり、アレルギーの花粉症も緩和されることにつながっています。
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