転職を考えるきっかけの一つに、「育児や介護のために時間が必要になるから」というケースがあります。
特に育児に関しては子供が生まれたら絶対に避けられないものであり、待機児童が多い東京都内や横浜などの都心では、保育園に預けられないので泣く泣く職場を退職したという人もいるようです。
そんなときにせめて時短勤務が使えれば、高額な未認可の保育所を利用してもそれほど費用がかからなかったり、自分の親や義理親に面倒を見てもらうということも可能になるでしょう。
時短勤務を利用しやすい職種とはどんなものでしょうか。
属人性が高い仕事を考える
仕事で時短勤務が敬遠されやすいのは「まだ仕事が残っているのに帰られると困る」というケースが頻発をするからです。
それは他人と仕事を共有することが多い職場で頻発することが多く、逆に考えれば「休んでも、返っても自分ひとりで仕事に対する責任を追うような仕事であれば問題ない」とも言えます。
主に在宅勤務が多いような仕事でも、一つの仕事に対する責任を一人が負うことも多く、周りに迷惑をかけないのならば仕事をする場所はどこでもかまわないとうものであったりします。
もちろん締切があるのにそれまで納品ができない、というのは一人で行う仕事でも問題になるので、スケジュール管理の意識は必要ですが、時間と仕事量のコントロールが可能なプログラマーやデザイナーなどは一度仕事を振られてしまえば比較的属人性が高いので、時短勤務もしやすいです。
時間で成果を区切れる仕事
仕事は完結させてこそ、初めて成果を測れるもの、といった仕事では「90%の状態で帰宅する」ということは、結局仕事を殆どやっていないのと同等である、と見られてしまうこともあります。
しかし単純作業であれば、小さな仕事を完結させて積み上げていくので、必要な作業量のうち、80%は完了、残りは他人に作業を以来、ということもやりやすいといえるでしょう。
時給で測られるような仕事ならば、8時間を6時間勤務に変えれば、給料は75%支給といった計算もやりやすいので、時短勤務が比較的導入しやすいといえるでしょう。
逆に管理職などは成果で評価される仕事なので、現場にいないと仕事がどうにもいかないこともあります。
こういった職種の場合はなかなか時短勤務を導入しづらいですし、部下も仕事がやりにくくなることもあります。
ただし部下への指示も家から出せば問題ない、といった職場ならばITを駆使して在宅勤務や時短勤務も可能になるでしょう。