サラリーマンをリタイアするにはいつまでにいくら必要?

この記事では、サラリーマンを辞めて自由に生活したいと考えている方、サラリーマンとしての給与収入だけの状態に不安を感じている方に、いくらあればサラリーマンを辞めても生活できるのかをシミュレーションしてみました。

私が不動産投資を始めたのは、突然事故にあったり、病気になるなど、いつまでも今と同じように働ける保証はどこにもないという不安から、給与とは別の収入源を確保したいと思ったのがきっかけでした。

できればゆくゆくはサラリーマンを辞めて不労所得だけで生活したいと思っています。

人生で必要な生活費はいくらか?

サラリーマンを辞めて不労所得だけで生活するにはサラリーマンを辞めてもいい条件(ゴール)を明確にする必要があります。

つまりどのくらいの不労所得、貯蓄があればサラリーマンを辞められるのかということです。

毎月の生活費を、家賃、保険、医療費、税金などを含めて30万円とします。そうすると1年で必要な金額は360万円、10年で3600万円です。

90歳まで生きるとすると、40歳でリタイアするには以下のいずれかが必要です。

90歳以上まで生きたいですし、生きる可能性もあるので年金は考慮しないようにしています。

40歳でリタイアするには

  • 1億8000万円貯める(360万円×50年=1億8000万円)
  • 毎月30万円の安定収入を確保する
  • 上記の合わせ技で6000万円貯めて、月20万円の安定収入を確保など

もうすぐ38歳の私にはあと2年で実現できるかと考えるとどれも敷居は高いので、リタイアを50歳に見直すと必要な条件は以下のようになります。

50歳でリタイアするには

  • 1億4400万円貯める(360万円×40年=1億4400万円)
  • 毎月30万円の安定収入を確保する
  • 上記の合わせ技で4800万円貯めて、月20万円の安定収入を確保など

では、50歳までにリタイアする条件それぞれの達成できる可能性を検証してみます。

リタイアシミュレーション

上記のリタイア条件から、貯蓄、給与以外の所得、貯蓄と不労所得の合算の3つのパターンについて50歳でのリタイアが現実的かどうかを検証してみます。

貯蓄のみで対応する場合

貯蓄のみで対応するには50歳までに1億4400万円の貯蓄が必要です。

私の場合、アベノミクスによる株式投資での儲けのおかげで、現時点の貯蓄は3000万円あります。

あと12年で1億4400万貯めるには、1億1400万円足りないので、毎年950万円を貯金する必要があり、今の収入ではさすがに非現実的です。

そもそも手取りが950万円もありませんから、すべてを貯蓄に回しても不可能です。

もう一度、株で大勝するか、宝くじにでも当たらない限りこれは実現できないでしょう。

給与以外の安定収入で対応する場合

給与以外の安定収入で対応するには毎月30万円の安定収入が必要です。

30万円の安定収入であれば、あと12年あれば用意できるかもしれません。

私の場合はすでに不動産投資を行っており、現在でも家賃収入からローンの返済を除いて月25万円の家賃所得があります。

30万円であれば、あと5万円を追加できればよいということになります。

不動産をあと1棟保有できれば十分実現できると思いますが、融資による借入額が大きくなりすぎるのもリスクです。

そもそも家賃収入は空室の場合は入ってこないですし、家賃は徐々に下落していきますから、30万円のキャッシュフローがようやく出るようなレベルでは安定収入を確立したとは言えないでしょう。

少なくとも倍の毎月60万円の家賃所得が実現できれば30万円の安定収入と言ってもよいのではないかと思います。

そのためには不動産を追加するか、借入金を返済することでキャッシュフローを引き上げる必要があります。

12年で今の借入金を完済するのは貯蓄並みに繰上げ返済が必要なので現実的ではありません。

出来る限りの繰上げ返済を期間短縮しない形で行い、毎月の返済額を地道に下げていく程度ではキャッシュフローを大きく引き上げるのは難しいでしょう。

ただ、不動産の追加であれば毎月60万円の家賃所得の実現は12年あれば十分可能だと思います。

貯蓄と給与以外の安定収入の併用の場合

最後に貯蓄と安定収入のハイブリッド案で対応するには50歳で4800万円の貯蓄と毎月20万円の安定収入が必要になります。

あと12年で4800万円貯めるのであれば、すでに3000万円あるので年間150万円の貯蓄が必要となりますが、これであれば給与のみでも達成できそうな水準です。

それにプラスして20万円の安定収入が必要となりますが、私の場合は家賃所得の25万円がありますので、20万円の倍で考えて、あと15万円の家賃所得を追加できればよいです。

15万円のキャッシュフロー追加であれば不動産をもう1棟保有できれば達成できそうな水準です。

今回の検証の中ではこれが一番現実的です。

サラリーマンをリタイアしてもいい条件

検証の結果、私の場合は50歳時点で4800万円の貯蓄と、月40万円の家賃所得を目指すのが目標として最も現実的だということが見えてきました。

残り12年で、あと15万円の家賃所得積み上げと1800万円の貯蓄ができれば50歳でのリタイアが可能となります。

もしくは月60万円の家賃所得を確保できれば50歳を待たずにその時点でリタイア可能となります。

正直、家賃所得60万円で即リタイアと判断できるかは分かりませんが、少なくとも上記のラインを達成しない限りはリタイアを検討することもできないと思います。

サラリーマン引退への道のりはまだまだ遠いですが、明確な目標が見えたので、そこを目指してがんばっていきたいと思います。

本当にリタイアして大丈夫かどうかは、上記達成のタイミングで、その時の状況も踏まえて判断することになるのでしょう。

50歳でリタイアするための目標

  • 12年で1800万円の貯蓄と、毎月40万円(あと15万円)の家賃所得の実現
  • 毎月60万円(あと35万円)の家賃所得の実現

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