薄手のカーディガンは、暑い夏にも涼しげですし、春や秋の微妙な気温の変化にも対応できて嬉しい逸品です。
薄手のUVカットカーディガンで、紫外線対策もバッチリであれば良いのですが、透けて見えるくらいなのに紫外線は大丈夫でしょうか?
果たして、薄手のUVカットカーディガンで紫外線対策はできるのか?
今回は、UVカットカーディガンの紫外線対策について説明します。
目次
カーディガンでUVカットできるか
UV加工されていない薄手のカーディガンは、可視光線を通しますから、衣類の色により紫外線がカットされず日焼けをしてしまいます。
白5%以下、青25 %以下、赤50%以下、黒80%以下の紫外線がカットされると言います。
黒のカーディガンであればある程度カットできますが、暑い時には着づらい色です。
UVカットカーディガンであれば、表示されているカット率だけの紫外線はカットすることができます。
UVカットカーディガンには、素材の繊維に紫外線吸収剤を練り込んでいます。
紫外線を吸収・乱反射させる効果のあるチタンやセラミックを練り込むことで、肌まで届く紫外線量を大幅に軽減することができます。
また、強い日差しでも服の温度上昇を抑え、インナーが透けにくくなっているので、カーディガンとして着こなしやすさが人気となっています。
さらに、光を乱反射する微粒子を化学繊維に練り込むことでUVカット性能を高めています。
乱反射することで服が鏡の役割を果たすので、お肌まで紫外線を通過させません。
また、微粒子を織り込むことによって、洗濯で吸収剤の剥がれをふせぐことができ、UVカット効果が長続きします。
UVカットカーディガンのメリットとデメリット
UVカットカーディガンは、次の2つの方法のどちらかを使ってUVカットしています。
- 繊維自身に紫外線を吸収・乱反射する素材を練り込んだUVカット素材を用いる。
- 製品に後から、紫外線吸着材等を吹き付けたり、コーティングしたりする。
それぞれのメリット、デメリットを確認しておきましょう。
UVカット素材を使ったカーディガンの場合
酸化チタンや特殊セラミックなどを化学繊維に織り込んでUVカットしているものは、紫外線を乱反射するという特性があります。
そのため、衣服が鏡のような役割をすることで、皮膚まで紫外線が通過しないというメリットがあります。
さらに、化学繊維に微粒子を織り込む加工の場合は、洗濯による吸収剤の剥離がおこりづらいというメリットがあります。
また、鏡効果は、衣服の中の温度が上昇しづらく、熱中症対策にもなります。
乱反射するとういうメリットが、衣服を透けにくくなるので、女性にとっては下着がすけないなど、うれしい効果もあります。
UVカットコーティングしたカーディガンの場合
綿に代表される天然の繊維には、一般的に加工のときに吸着剤を付着させることで、UVカットの商品を作ります。
この方法は、昔からある技術で手軽につかえますが、洗濯を繰り返すうちに紫外線吸収剤が剥がれ落ちるというデメリットがあります。
購入して1年でもう着ないというならいいですが、吸収剤の塗布方法や技術品質に大きく左右されます。
10回程度の洗濯であれば、UVカットの効果は変わらないと言われます。
また、洗濯をしてもUVカット率を維持したい方は、「UVカット洗濯洗剤」を試してみて下さい。
意外と長持ちします。
おすすめのUVカットカーディガン
おすすめのUVカットカーディガンを4つ紹介します。
スリムストレッチメッシュドレープカーディガン
ストレッチメッシュ素材なので着心地はいいです。また、軽いのでコンパクトに折りたたんで持ち歩きも楽にできます。
ドルマンカーディガン
薄くてもUVカット効果は万全です。接触冷感加工が施されているので夏の紫外線対策におすすめです。
裾スリットロングカーディガン
ロングカーディガンは様々なシーンでコーディネイトが楽しめるので1枚持っていて損はありません。冷房対策にいかがですか。
モモンガカーディガン
ゆったりしたシルエットのモモンガタイプのカーディガンです。優しい肌触りで軽くて通気性もよいので、春や暑くなる夏の季節でも快適です。
実店舗なら無印良品がおすすめです。オーガニック独特の優しい肌触りで清涼感があり素材が高級感ある雰囲気を漂わせます。
また、UNIQLOにも人気のカーディガンがありますので、足を運んでみてください。